私の住んでいるマンションを囲むように、保育園や幼稚園がひしめき合っている。

幼稚園は園バスでの登園のせいか、朝から号泣する子どもはほとんどいないが、保護者が送り迎えをする保育園では、登園を嫌がる子どものギャン泣きの声が毎朝のように聞くことができる。

私の高校生の娘は幼稚園を卒園しているが、1度も登園を渋ったことはない。

そんな娘に私が
『幼稚園に行くのがイヤだと思ったことはない？』と聞くと娘は

『だって家にいるより幼稚園の方が行動が制限されないから』と。

娘いわく、家の、ほどよい居心地の悪さが、幼稚園生活を楽しくしてくれたそうな(^^;)

なるほどねぇ。。。

最近では、不登校や引きこもりなんて珍しい時代じゃないけどさ、きっと家が居心地がいいのだろうね。。。

3食昼寝付きで、上げ膳据え膳だったら、誰でも学校や会社には行きたくなくなるわな。

ちなみに私の娘、不登校経験者だけど、学校に行かずに家にいる時には、家の中で、自分が食べる食事は自分で作らせ、洗濯や掃除も自分ですべてやらせた。

もちろんダラダラ寝かせるようなことは一切させなかった。

ほどよい居心地の悪さを作った私。

家は落ち着ける場所なんて概念を覆すような行動に出ていた私。

この方法が正しいかどうかなんて分からないけど、わが家の場合は、自立を促すきっかけとなったのは間違いない。