白衣の天使
もう40年ほど前の話。
当時中学生だった私。
英語が得意で。
で、英語の先生が私に
『夏休みに英作文コンテストに応募しないか?』と言ってきた。
断る理由もないし、軽い気持ちで応募した。
私の母のことを書いた。
タイトルは『白衣の天使』。
内容は割愛。
この英作文で金賞を受賞した私。
あれから40年ほど経った今、私はこの英作文に書いた母のようになった。
まるで未来の私自身の姿を予言していたかのように。
この英作文を書いた、40年前の私に言いたい。
あんたもね、40年後にはね、この英作文の主人公である、あなたの母のように『白衣の天使』になっているよ。と。