発達障害だからこそ
二十歳になった娘の子育てを振り返る。
とても楽だった。
生後2か月くらいから、大人の話している言葉を理解していた。
小学生になり、学校の先生といわれる人たちから『発達障害』の検査を受けるように言われ。
IQがやたら高く、アスペルガー傾向にあるという診断を受ける。
私の娘の場合、記憶力・暗記力がすごくいいので、教えたことを面白いくらいにスラスラ覚えた。
多(他)言語教育をしていたけど、これもおもしろいくらいにすぐに吸収。
手先が器用なのもあって、箸の使い方も瞬時に習得。
1度に複数のことが同時にできる。
小学生の頃、算数の時間に、娘だけ図工の工作をしていたが、算数の授業もちゃんと聞いていて、先生の問いにスラスラと答え。
などなど。。。
とにかく育てやすかった。
もちろんできないこともある。
ゴム通し。
ズボンやスカートなどのウエストのゴムを通す作業は何時間もかかる。
布団のシーツの交換。
取り外すことはできても、つける作業は丸1日かかる。
自転車には乗れない。
なのに、一輪車には余裕で乗れるwww
オムツがとれるのが遅かった。(4歳)
結果、膀胱が十分に発達してからのおむつ卒業だったせいか、おねしょはしたことがない。
桁の小さい計算は手指を使ってしかできなかったけど(今は暗算でできる)、桁の大きい数字の計算は暗算でできる。
できないことを克服なんてさせなかった私。
だってできないことより、できることの方が多かったから。
できないことに時間を割くのはもったいなかったので、できることにフォーカスした。
ただそれだけのこと。
『発達障害』だから〇〇できない、ではなく
『発達障害』だからこそ!という子育てをしてきた。
それが良かったのかは不明だけど。
ただ、娘自身の人生の選択肢は増えたと思っている。